大学生の北海道ひとり旅!〜Part2:札幌の個人的おすすめ観光スポット〜

こんばんは、アトムです。

 

今日の朝、北海道で記録的な大地震のニュースを見ました。北海道全戸停電や、道路の陥没、水道管の破裂による水不足など被害は大きく、亡くなられた方も少なくないようで、今年の西日本の大雨とともに、改めて自然の怖さを思います。

 

亡くなられた方には心よりご冥福をお祈り申し上げます。また、災害からの一早い復旧を願います。

 

一週間前の今日まで僕は北海道の函館、札幌(ともに震度5弱以上)にいたわけで、もしも旅行の出発日が一週間ずれていたらと思うとぞっとしますし、当然私も人間なので、自分がいたときに地震が起こんなくてよかったと、降りかかる災難のターゲットが自分ではなくてよかったと思う自分もいます。

 

ただ、一週間前に、ひとりで旅に来た人間を温かく受け入れてくれ、この旅を自分にとって価値のある時間にしてくれた地なので、復興を支援したい気持ちがありまして、東京に住んでいて北海道に知り合いもいない人間が何できるかというと、ボランティアや寄付くらいしか思いつきません。ボランティア、必要ならば行きたい気持ちはありますし寄付もして行こうと思います。

 

こーゆー時にブログを更新して、軽微でも少しでも北海道へのawarenessが上がればいいなと思い、今日更新いたします。

北海道モエレ沼公園

ここは、僕が札幌について最初に訪れたところです。ここは公園全体がアートというコンセプトのもと作られた公園だそうです。イサム・ノグチがデザインした公園です。

 

この公園、めちゃめちゃ広いです笑。中には子供が入って遊べる水たまりやびっくりするくらい高く上がる噴水、僕でも登るのが大変なほど斜面が急なピラミッド型の丘が二つあります。下の写真を見て、そのスケールがわかるんじゃないでしょうか?笑

 

注意点として、ここは綺麗な写真を取るのなら晴れた日の方が当然いいのですが、ひさしになる木がないので、帽子や日傘を持ってきた方が良さそうです。

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コンセプトがアートということで、僕はイサム・ノグチさんは「ユートピア」を表現しようとしたのかなと思いました。

モエレ沼公園は本当に「美しい」場所でした。まっすぐ広がる広大な芝生にアクセントとして遠くから見るのも、登って見てもよし、の丘があり川・湖をモチーフにしたかのような水たまりもあります。僕が行った日は残念ながら雨でしたが、晴れていればまさに絵に描いたような青空と白い雲が見られたでしょう。

 

アートは必ずしも何か言語化できるメッセージを含んでいる必要はなくて、どう人々の心の中に感動・感情を引き起こすか、だと思っています。僕はこの公園に行くことで何か特別なメッセージを読み取ったわけではないですが、スケールがとんでもなく大きいユートピアにいるような感覚は十分僕の心を動かす感動を与えてくれました。

人気が少なく美しい自然に囲まれて散歩することですっと心が洗われたような気がします。

 

札幌芸術の森 野外美術館

ここは札幌中心部の大通から、地下鉄で終点の真駒内まで行き、そこから中央バスで札幌芸術の森行きに乗ればつきます。ここは室内展示や野外美術館の他にも色々施設があります。今回僕はあまり時間がなかったのもあり、野外美術館(入場料700円)に絞りました。雨であまり人がいないのもあいまって、ガイドさんを僕一人で独り占めできました笑。

 

野外にはたくさん作品があってちゃんと見ると2〜3時間かかります。今回はその中で特に印象に残ったものを紹介しようと思います。

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「椅子になって休もう」(福田繁雄 作)

これの写真はここのパンフレットにも良く使われる作品です。一見、ただ黄色い人間がたくさん並んでいるだけに見えますが、深いメッセージが込められています。

 

まず、このポーズですが、人の膝に別の人が座って、さらにその人の膝に他の人が座って、てことを繰り返しています。こうしていけば理論上、椅子がなくても、誰かを犠牲にしたり、数少ない椅子をめぐって争う事もなくみんなが座れて休めます。

 

次に人数に関してですが、19体いるようでして、これから人がさらに増える事で、20世紀、21世紀は協力し合う平和な世界になってほしいというメッセージが込められているようです。

 

作者の思いが込められている抽象アートは、単純に楽しめるし、作者さんの強い思いに触れることができるので僕は好きです。他にもたくさん作品があります。他にも知りたい人は、ぜひご自身の目でご鑑賞ください!

 

小樽オルゴール堂

札幌芸術の森を3時にはなれ急いで小樽に向かいました。小樽で見たかったものは3つ。手宮線跡地の線路、小樽運河の夜景、そしてここオルゴール堂です。函館の記事でも触れましたが、函館のオルゴール堂の満足度が高かったので、小樽でも来てしまいました笑

 

小樽のオルゴール堂は函館のオルゴール堂よりもさらに大きく、種類も豊富でした。ここではオルゴールの発展の歴史などの展示もあり楽しめました。あと、30万を超えるオルゴールとかも売ってて、おぉ(驚)、ってなりました。

 

いやぁ、オルゴール堂のあのおとぎ話の世界に入ったような雰囲気、好きです(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

買うつもりないのに、2時間近く店内を徘徊してました笑(自分は自室はシンプルにしたいタイプの人間なので、置いて飾ったりするお土産は買わない主義なのです)

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小樽運河

ロマンチックと評判の小樽運河にきました。人気がいないと聞いていたのに、溢れかえるほど人がいて「話が違う!!( *`ω´)」状態。まあ運河はいい雰囲気出してたので、十分満足度高いです。ちなみに一人の人には頼みやすいのか、ここで二組ほど写真とるのお願いされました。うち人組は外国の方で、ハイパー簡単な言葉しか使ってないですが、うまく英語でやりとりできたので、謎の満足感笑。

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スープカレー

札幌観光二日目の昼は札幌名物スープカレーを食べました。とっても美味しかったです。(語彙力)

イメージとしては、タイとかインド風のカレーのスパイスが効いた感じとと日本のカレーの味を合体させた、といえば良いでしょうか?うーん、表現するの難しい。。。アトムに食レポは向いてないようです。

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北海道庁(赤レンガ庁舎)

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ここは札幌駅に近くとてもアクセスの良い観光地です。(ちなみに、有名な時計台は改修工事中で見ることすらできなかった)

内部はできるだけ当時の様子を再現するとともに、札幌や樺太の歴史を展示するコーナーもありました。

個人的に印象的だったのは、樺太の歴史です。平成生まれの僕には、樺太が日本の領土だった、という感じは限りなく薄いのですが、ここには、昔多くの日本人が樺太に移り住んだこと、そこで厳しい環境の中生き抜いて、ようやく慣れ始めた頃に樺太戦争(そもそもこの戦争の存在を知らなかった)で多くの人の命が奪われ、生き延びても故郷である樺太を追われたということの展示でした。

 

今まで歴史のメインストリームしか見ていませんでしたが、どんな地にも歴史があり、どんな悲劇でもメインストリームに入れないばかりに埋れつつある歴史があると知りました。

 

 

札幌もたくさん他にも観光しましたが、ブログの量の事も考えてこれくらいにします。

次回は台湾に行くので、台湾について書きます!どうぞよろしくお願いします!